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ビジネスプランは紙3枚でまとめなさい

「ビジネスプランの作成」と言うと、多くの起業家の方は「面倒くさい」、「作って何の意味がある」というような感想をお持ちではないでしょうか?

ビジネスプランは、何のために作るのでしょうか?
「起業の成功の確率を高めるため」、と私は考えます。
ご自身が持たれているアイデアが、事業として成立するかどうか?―これを検証するプロセスこそが、ビジネスプランの策定作業になります。
例えば、ご自身のお持ちの起業アイデアについて、本当に市場性があるのか?市場に成長性はあるのか?収益性があるのか?ご自身にそれを遂行する能力がおありか?競争に勝ち残っていけるのか?・・・
これらの検討なしに起業をしてしまうことは、とても危険なことです。

もちろんベンチャーの世界、すべてが分かっているわけではないし、分からないことを計画しようがないとおっしゃる方もいるかもしれません。

では、未踏の地に足を踏み入れる探検家は、何の計画もなく、探検をするでしょうか?
どんな分からない世界でも、考えられうる準備・計画は整えるはずです。

ベンチャー経験豊富な方なら、よく分かっていることですが、ベンチャー失敗の原因の多くは「起業前から分かっていたこと」なのです。
ビジネスプランの作成により、立ち上げようとする事業が適当なタイミングか、適当な利益を上げられるかを検討することは重要です。

それでも、ビジネスプランを作成するのは手間と考える方は、まず紙3枚にまとめてみてください。
およそ検討が必要な事項は15個にまとめることができます。

ベンチャー企業のビジネスプラン

ベンチャー企業のビジネスプランの作成法は、若干他とは異なります。

@起業機会について十分な検討が必要であること
ベンチャーの参入市場の多くは、未知の分野です。従って所与のデータや統計が一切ありません。果たして顧客ニーズがきちんとあるのか、協力者とブレインストーミングする等、十分に検討することが重要です。データがないからと言って、勘と霊感だけで参入を決断する方が多いのですが、これは無謀な行為でしかありません。

A資源がほとんどないこと
ベンチャー企業は大企業と違って、お金、人、設備、販売ルート、信用といった資源は殆どありません。大企業であれば、これらの適正配分をすることで経営計画は立てられますが、ベンチャーは「無をどうやって有に変えるか」
についてのプランが必要です。テンプレートに資金計画を入れるだけの計画書が無意味なのはこのためです。

B戦い方が異なること
例えば、ベンチャー企業の多くがする間違いのひとつとして、「特許を取得する」ということがあります。
「ベンチャーは特許によって、排他独占的な権利を得て、大企業から身を守ることができる」と説くコンサルタントがほとんどです。
(利点があるのも事実ですが)しかし、多くは特許出願により、技術が公開されてしまいます。そして、大企業なら、あなたの特許を侵害しない方法で、同様のものを作る能力ぐらいは持ち合わせているものです。
このように大企業とベンチャー企業では戦い方が大きく異なります。

起業経験のない「起業コンサルタント」に、だまされてはいけません。

駒 林 健 一

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