プロ起業家(TM)の思考法
プロ起業家(TM)と普通企業家は違う
野球でも、一流バッターとアマチュア野球のバッターとでは打ち方が違うように、プロ起業家と普通の起業家では、まるで違います。
当社は、長年にわたり、この違いにこだわり分析、研究を進めてきました。
研究対象は、われわれが「プロ起業家」とよぶ上場まで導いた創業社長やビジネスで大成功をもたらした方だけにとどまらず、比較対象として「普通起業家」と定義する失敗した起業家、起業したての新米起業家まで、多岐にわたります。
数百にものぼる比較研究の中から、われわれは多くのノウハウを蓄積致しました。
例えば、プロ野球のバッターがバッティングするときのツボとして、角度、バットを振る速度、タイミングといったものがあるのと同じように、プロ起業家にも「起業のツボ」とも言うべきポイントがあります。
起業のツボ
プロ起業家が事業を立ち上げる際にチェックするツボは、8つあることが分析でわかりました。
例えば、ツボの1つに「市場が魅力的か?」というのがあります。
プロ起業家は、必ずこれから成長しそうな市場にターゲットを定めて起業します。実際に世の中を見渡してみると、大起業家と呼ばれる人たちの多くは、伸びゆく市場で起業し、市場の成長とともに、自らの事業も拡大していきます。
反対に、普通の起業家は、自分の得意分野に主眼を置いて起業してしまう結果、もう既に飽和していたり、秩序が確立されている市場で勝負をしてしまいます。これでは、苦戦を強いられて当然です。
このように市場ひとつとってもプロ起業家と普通の起業家では、思考法が異なります。
駒 林 健 一
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